【第8回】子どもを食中毒から守ろう!~家庭で出来る食中毒予防~
子育て応援コラムでは、子育て中の方たちに役立つ情報などを発信します。
今回は「子どもを食中毒から守ろう!~家庭で出来る食中毒予防~」をテーマに、高温多湿が続くこの季節に心配な、食中毒を防ぐポイントを紹介します。
子どもを食中毒から守ろう!~家庭で出来る食中毒予防~
気温や湿度が高い梅雨から夏は、細菌を原因とする食中毒が起こりやすくなります。大人に比べて抵抗力が弱い乳幼児は、食中毒になりやすく重症化しやすいので注意が必要です。
予防3原則「つけない」「ふやさない」「やっつける」
ポイント1 「つけない」
小まめな手洗いは、食材に原因菌をつけない最も基本的な予防法です。調理器具や食器類も普段から清潔にしておきましょう。
ポイント2 「ふやさない」
生鮮食品は、早い時期の調理を心がけましょう。調理後の食品は、室温で長く放置せず冷蔵庫で保管するかすぐ食べるようにしましょう。
ポイント3 「やっつける」
食材は、十分に加熱(75℃以上で1分以上)して原因菌をやっつけましょう。調理器具は、小まめに消毒しておくと良いですね。
離乳食や食材で気をつけたいこと
- 作り置きする時は、下ごしらえの時点で冷凍保存し、毎回1食分を簡単に調理して十分加熱しましょう。電子レンジでは死滅しない菌が多いので、できるだけ1回ずつ調理してすぐ食べさせましょう。
- ハチミツは1歳未満の赤ちゃんには食べさせないようにしましょう。ボツリヌス菌による食中毒になることがあります。
離乳食の期間は、刺身などの生ものは食べさせないようにしましょう。
- 赤ちゃんのスプーンは清潔なものを使い、大人のものと別にしましょう。
ミルクを作るときは
ミルクはその時に飲ませる分だけ作り、飲み残しは速やかに廃棄しましょう。また、井戸水や湧き水は殺菌されていないので、使わないようにしましょう。
- ミルクをすくうスプーンを容器の中に入れておくのはやめましょう。
- 哺乳びんの乳首部分にはミルクかすが残りやすいので、しっかり洗浄しましょう。
食中毒を疑う症状
吐き気や嘔吐、腹痛、下痢、38度前後の発熱、下痢や発疹を伴う発熱、ぐったりしている、元気がない、無表情など
食中毒の疑いがある場合は、重症化しないようすぐにかかりつけ医に相談しましょう。また、家族もうつらないよう十分に手洗いをしましょう。
更新日:2018年07月01日