【第30回】新型コロナウイルスから子どもの心を守る

新型コロナウイルスは、だれも今までに経験をしたことがない環境の変化や、強いストレスを社会全体に与えています。日々、子育てに奮闘しながら、子どもにどう接したらよいのか分からなくなり、悩んでいる親さんも多いでしょう。

今回の子育て応援コラムでは、「新型コロナウイルスから子どもの心を守る」をテーマに、子どもとの向き合い方を紹介します。

いまこそ、子どもとの時間を大切にしましょう

ご家庭で子どもと過ごす時間が長くなりました。「なぜ、外で遊べないの?」「どうしてお母さんは、いつも怒っているの?」など、親子共にストレスを感じることも多いのではないでしょうか。そこは発想の転換で、「今までじっくり遊びに付き合う時間がなかったから、子どもと向き合うチャンスは、今だ!」と、捉えるのはどうでしょうか。乳幼児期は、心の土台を育てる大事な時期です。ゆったり絵本を読んだり、時間をかけて遊びに関わったりすることで、子どもは『大切にされている』と感じ、安心感や自己肯定感につながります。親にとっても気持ちが和らぎ一石二鳥です。

 

肯定的な言葉で伝えましょう

兄弟がいると、いつも仲よく遊べるわけではありません。兄弟げんかが起きると「どうして意地悪をするの!」「喧嘩はやめなさい!」と、親は否定的な言葉を使いがちです。子どもにかける言葉を少し工夫して、「一人で遊ぶよりも二人で遊ぶほうがきっと楽しいよ」「○○したかったんだよね」など、穏やかに声をかけてみては、どうでしょうか。乳幼児期は、うまく言葉で伝えられないため、親が気持ちを汲んで返すことで、ずいぶん落ち着きます。肯定的な言葉で話しかけることで、子どもの反応も違ってくると思います。

 

目で見えるスケジュールを作ってみましょう

小学生の子どもたちは、学校が休みになり家庭でも日課表を作ったそうです。親子で一日のスケジュールを作ってみましょう。あくまでも柔軟なスケジュールでかまいません。「今日は何する?」と相談して決めるのもよいでしょう。正しい手洗いを親子で一緒にしたり、歌や体操の時間を入れたりするのもよいでしょう。楽しみながらできることが日課になり、それが習慣につながります。SNSの情報を取り入れるのもいいですね。

 

自分自身を大切にしましょう

親の笑顔は子どもの元気の源です。まずは、自分自身を大切にしましょう。何がストレスになっているのかを知り、対処し、上手に付き合う方法を考えてみましょう。例えば、イライラが爆発しそうになった時は、自分一人で抱え込まず、話を聞いてもらうことで心が落ち着きます。子育て相談電話等をぜひ、利用してください。

 

 

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更新日:2020年05月27日