【第37回】子どもの疑問を受けとめよう!

子育て応援コラムでは、子育て中の方たちに役立つ情報などを発信します。

今回は「子どもの疑問を受けとめよう」というテーマで、子どもの興味や好奇心が芽生える頃の上手な対処の方法についてご紹介します。

『なぜ』は好奇心を育む

親子のコミュニケーションを大切に!

「これなに?」・「どうして」・「なんで」

言葉を覚えはじめる2歳前後の頃には、「これなに?」と、しきりに物の名前を聞いてくる時期です。そして、この時期を過ぎた3歳から5歳は、「どうして」「なんで」の質問が多く飛び出してくる年齢です。「どうしてだろう」「なんでだろう」といった思いが生じるのは、周囲の物事をしっかり認識して捉えられるようになり、興味や好奇心が生まれてきたからです。まさに、子どもの成長の表れです。

興味や好奇心の芽をのばす

子どもが今、何に興味があるのかを知り、アンテナを張ることもとても大切です。自分を取り巻く環境や、物事に疑問を感じるのはとても重要なことです。「なぜ?」の疑問は、子どもに芽生えた興味や好奇心の芽をのばし、子どもの視野を広げる良いきっかけになります。

子どもの発想を膨らませよう

質問に対する答えをただ返すだけでなく、子どもが「もっと知りたい」と思えるような、答えができるといいですね。答えに困るような質問や、難しくて説明しづらい質問には、理解しやすいように答えてあげましょう。子どもの「なぜ?」に、すべて正しく答えなければいけないわけではありません。子どもには理解が難しい話なら、子どもの発想を膨らませられるような、話をしてあげるといいでしょう。

たとえば、「雷はどうしてなるの?」という質問に、雷雲ができる過程を説明しても子どもは理解できません。そんな時は、「雷様が、雨を降らせている魔法の太鼓をたたいているかも」などと話してもいいでしょう。正しい答えを教えることは大切ですが、「なぜ?」をきっかけに、こういった想像の話でコミュニケーションを深めるのも大切なことです。

 

更新日:2020年12月15日