【第29回】赤ちゃんが生まれてお兄ちゃんになった・・どうする?

子育て応援コラムでは、子育て中の方たちに役立つ情報などを発信します。

赤ちゃんが生まれてお兄ちゃん・お姉ちゃんになったお子さんが、突然、赤ちゃんに逆戻りしてしまい、パパやママは心配でたまらなくなってしまいますよね。

今回は「赤ちゃんが生まれてお兄ちゃんになった・・どうする」というテーマで、その対応方法などをご紹介します。

赤ちゃんが生まれた!その時、上の子のケアはどうする?

ママのおなかが、だんだんと大きくなり生まれてくることを楽しみにしていた子が、誕生後今まで一人でやっていたことができなくなり、『ママ~やって!』と甘えたり、指しゃぶりが始まったり、大きな声で泣き叫んだりして、「赤ちゃん返り」の姿がみられることがあります。

こんな状況になった時、ママやパパは『赤ちゃんの世話だけでも大変なのに・・・』と思いつつ、どうしたらいいのか悩まれることもあるでしょう。

今回は、その対処方法を紹介します。

 

こんな時どうする?パパとママのできることは?

3歳の子どもがママの忙しい時に限って、わがままを言ったり、泣いたりする

赤ちゃんが生まれるまで、一人ですべての愛情を受けていた上の子は、状況の変化に戸惑い、それがいろいろな形で行動に出てきます。赤ちゃん返りをしたり、食事の量にムラができたり、イライラしてかんしゃくを起こしたり、落ち込んだり・・・。そんな上の子ともかかわりながら、ママは赤ちゃんのお世話や家事をしなくてはなりません。ママはできる限り上の子を抱きしめたり、スキンシップ遊びをしながら『あなたが一番大事』と伝えましょう。上の子が落ち着く頃には、下の子も上の子に興味を持って、一緒に遊べるようになってくると思います。

5歳になった子に『あなたはお兄ちゃん(お姉ちゃん)になったんだから・・・』と言って、お兄ちゃん(お姉ちゃん)になったことを意識させようと思うのですが・・・

ママやパパから下の子が生まれた瞬間、自立することを求められることが多いようです。『お兄ちゃんだから』『お姉ちゃんだから』『できて当然』という意識はプレッシャーを与えます。まだまだ甘えたい時期です。もしかしたら、自分の気持ちを隠して『いい子』を演じている子も少なくありません。また、生まれてきた赤ちゃんが大好きなママを取ったという、感情をもつこともあります。そんな時は短い時間でも良いので、上の子と二人きりで過ごす時間をもちましょう。そして、些細なことでも何かをやり遂げた時には、『すごい!』と褒め、自信を持たせてあげましょう。しだいに、お兄ちゃん、お姉ちゃんらしい行動がとれるようになりますよ。

 

更新日:2020年01月15日