【第26回】乳幼児の歯みがき

子育て応援コラムでは、子育て中の方たちに役立つ情報などを発信します。

今回は「乳幼児の歯みがき」をテーマに、良い習慣づけのための上手な歯みがきの仕方について紹介します。

乳幼児の歯みがきについて

 

~上手にみがく3つのポイント~

ポイント1 「おどろかせない」

お口の中に、歯ブラシをいきなり入れられると、びっくりしてしまうことがあります。いきなり、歯ブラシを入れるのではなく、指やガーゼなどで、お口のまわりやくちびるなどを、刺激してあげてから、歯ブラシでみがいてあげるとよいでしょう。

ポイント2 「息苦しくさせない」

お口の中に、歯ブラシが入っている間、息を止めてしまう子がいます。

一生懸命、仕上げみがきを行なう保護者にとっては、一気にみがこうとするため、呼吸が上手にできなくなってしまいます。

そのため、「何秒間」など時間を決めて歯みがきをしましょう。

ポイント3 「痛くしない」

『上唇小帯』とは、上唇と歯ぐきをつなぐすじのことです。

上の前歯があいているように見えたり、上の歯をなかなか磨かせてくれないなど原因の1つです。

この小帯の部分に、歯ブラシの毛先が当たると、嫌がってしまうため、人さし指でガードしてみがくことや、1本1本縦みがきするとよいでしょう。

歯ブラシについて

Q:どんな歯ブラシを選べばいいの?

A:仕上げみがき用の歯ブラシは、いろいろな種類があります。基本的には、歯ブラシの毛先の部分がやわらかめ~ふつうの硬さのもので、持ち手の部分は、持ちやすいよう少し長めのものを選ぶようにしましょう。

また、歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れを、きれいにとることが難しいため、デンタルフロス(糸ようじ)などを併用しながら、仕上げみがきを行ってみましょう。

 

 

歯みがき剤について

Q:歯みがき剤はいつから使えるの?

A:歯みがき剤は、ぶくぶくうがいができるようになってからの使用をおすすめします。必ず、歯みがき剤を使用しなくてはいけないということはありません。

Q:歯みがき剤と歯みがきジェルはなにが違うの?

A;歯みがき剤には歯の汚れを落とす成分の研磨剤や泡立ちをよくする発泡剤などが含まれています。ですが、歯みがきジェルには、研磨剤や発泡剤などは含まれていません。そのため、うがいがまだ出来ないお子さんでも、使用することができます。また、歯みがき剤や歯みがきジェルには、フッ化物が含まれているものがほとんどのため、おうちでできる簡単なむし歯予防にもつながります。

 

更新日:2020年01月15日