【第19回】おいしく楽しく食べよう ~幼児期~

子育て応援コラムでは、子育て中の方たちに役立つ情報などを発信します。

日に日に蒸し暑くなるこの季節。食べたくない日があるのは子どもも大人も同じです。
こんな時は、季節に合わせた食事の工夫で乗り切りたいものですね。
今回は「おいしく楽しく食べよう ~幼児期~」というテーマで、食材を食べやすくする工夫などを紹介します。

おいしく楽しく食べよう ~幼児期~

幼児期は、心身ともに発育がめざましい時です。成長の個人差が大きく、個々の子どもに合わせた食事が大切です。また、食生活の基礎を作るこの時期、食べる時間を決めることで、一日の活動にメリハリがつき食事を楽しむことができます。
幼児の特徴を理解し、食材を食べやすく工夫することで楽しさにつなげていきましょう。

幼児期の特徴

体の成長が著しい

成長に見合った栄養素が必要です。小さい体の割に食事量は多いので、多彩な食品を摂ってほしいです。間食も三食で摂りきれない栄養の補給と考え、食事で不足しがちな牛乳、果物、芋類を中心にくつろいで食べられる物が良いですね。できる限り数多くの食材に慣れ、おいしく楽しく食べられる環境を作りましょう。

いろいろな事に興味を示す

食事中に他の事に興味を示せば食事はなかなか進みません。食事中は楽しい雰囲気を作り、食事を楽しめる工夫をすることが大切です。

生活体験が少ない

味や香り、口触り、固さ、大きさなど、感覚が合わないと食べなかったり、些細な事で食欲が変化したりします。今日食べても次の日は食べない事もあります。家族そろって楽しい食事時間を過ごすと、食に興味を示し、心の発達も促してくれます。

食べにくい食材の工夫

野菜

野菜独特の味をやわらげる調理を心がけましょう

・みじん切りやおろしにして混ぜる
・油を使う(炒める・揚げる)
・味付けを変える(マヨネーズ・ケチャップ)
・葉物野菜は、繊維を断つように切る

上手に噛めるように調理しましょう

・ひき肉を使う(肉団子・そぼろ煮)
・食べやすい大きさにカットする
・とろみをつける、小麦粉をまぶすなど

骨やくさみに気を配りましょう

・下味をつける(しょうゆ・バター・カレー粉)
・味付けを変える(クリーム煮・あんかけなど)

牛乳

においが苦手な場合が多いので、温めたり、料理に使ったりして慣れていきましょう


楽しく食べるには、食に興味を示すことが一番です。
毎年6月は「食育月間」。毎月19日は「食育の日」。
いつも以上に「食育」を家族で実践してみましょう♪

更新日:2019年06月07日