【第12回】抱っこひもからの転落事故に気をつけましょう!

子育て応援コラムでは、子育て中の方たちに役立つ情報などを発信します。

今月は、「抱っこひもからの転落事故に気をつけましょう!」というテーマで、大切な赤ちゃんを事故から防ぐため、抱っこひもを使う際の注意点などをお伝えします。

抱っこひもからの転落事故に気をつけましょう!

抱っこひもは赤ちゃんとお出かけするときの必需品です。また、両手が使えるようになるため大変便利です。

その一方、不注意や誤った使用方法により、赤ちゃんが抱っこひもから転落するなどの事故につながる恐れがあります。

安全かつ快適に抱っこひもを使用するため、今一度、抱っこひもの使用方法に関する注意点を確認しましょう。

抱っこひもによる事故って?

抱っこひもを使用しているのになぜ?と思うかもしれませんが、抱っこひもの着脱・調整をする際や前かがみの姿勢になったときなどに、子どもがすき間からすり抜けたり転落する事故が起きています。

事故の具体例

抱っこひもを使って抱っこからおんぶに変えようとしたところ、背中から約1メートル下の畳の床に転落。(0歳)

・泣いている赤ちゃんをあやし、寝かせようと部屋を暗くした状態にして抱っこひもで抱いていたが、抱っこひもが外れ転落。(0歳)

※急性硬膜下血腫や頭蓋骨骨折などの重傷を負うこともあります。

万が一のときは…

月齢の低い赤ちゃんは、頭から転落するケースが多く、転落すると重症事故につながる可能性があります。万が一抱っこひもから子どもが転落した場合は、異変が見られなくても医療機関を受診しましょう。

抱っこひもを使うときのポイント

次のポイントを確認し、抱っこひもを安全に使用しましょう。

装着前

  1. 取扱説明書を読んで使用しましょう
    ※抱っこひもの種類により着脱方法も様々です。必ず正しい使い方を確認しましょう。

装着時

  1. お子さんの位置は下すぎませんか
  2. バックル類の留め忘れはありませんか
  3. お子さんは苦しくありませんか
  4. ウエストベルトは腰骨の上ですか
  5. 全体にベルトの緩みがありませんか

動作時

  1. 抱っこした状態で前かがみの姿勢をとるときは、必ず手でお子さんを支えましょう。また、物を拾うときは、膝を曲げて腰を落としましょう
    ※とっさの時に赤ちゃんを守れるように、抱っこの時は片手を空けておきましょう。
  2. おんぶや抱っこをするときや、降ろすときは、しゃがんだり椅子に座ったりするなど、低い姿勢で行いましょう
    ※外出先ではおむつ交換台を利用するなど、安定した場所で行いましょう。


パパ・ママのぬくもりが感じられる抱っこひも。
正しい使用方法で、安全かつ快適に、楽しい親子の時間を過ごしてくださいね。 

更新日:2018年11月16日