【第7回】かしこく食べよう~幼児期~

子育て応援コラムでは、子育て中の方たちに役立つ情報などを発信します。

今月は、「かしこく食べよう~幼児期~」というテーマで、子育て講座や乳幼児期相談など、市の事業にご協力いただいている、大垣地区地域活動栄養士協議会の上田管理栄養士から、幼児期の食生活についてアドバイスをいただきました!

かしこく食べよう ~幼児期~

幼児期は身体の発育が盛んで、食事が成長・発育に大きく影響します。また、食事のリズムの基礎を作る重要な時期ですが、好奇心も強く、食への興味を持つ反面、困りごとも多く見られる様になります。
子どもの発育・発達は、一人一人異なるため、個々の状態に合わせた対応や支援が大切です。
咀しゃくやえん下機能、手指の運動機能、食具の使用状況(スプーン・フォーク・はし)、食品の種類(幼児に向かない食品もある)、調理方法(子どもに合った食材の大きさ・固さ・味付け)などを確認して、かしこくすすめていきましょう。

幼児期に多く見られる問題点

(1)食べムラ
(2)遊び食べ
(3)野菜嫌い
(4)食べる量が少ない、多い
(5)朝ごはんを食べない
(6)落ち着きがない(食事中座っていられない)
(7)噛めない(丸のみ)
(8)好き嫌いが多い(偏食)  等

問題点改善のポイント

(1)食べる場所を決め、食事に集中できる環境をつくる
(2)食卓をコミュニケーションの場に(家族みんなで食卓を囲みましょう)
(3)世話のやきすぎや無理強いはしない
(4)「食事」が楽しいものである環境づくり
(5)自分でやりたがる気持ちを大切にする
(6)正しい食事のマナーや食習慣を養う

食事のポイント

(1)いろいろな食品を食卓に
・栄養のバランス⇒子どもの好きなものに偏らないよう、嫌いなものも食卓に出すようにしましょう
(2)おいしく食べられる工夫を
・調理の方法⇒子どもにあった調味料や、旬の食材を上手に使いましょう
・食事の与え方⇒早寝・早起きをし、朝ご飯を食べて排便する習慣を身につけましょう
・体を動かす遊びを⇒おなかがすいているとおいしく食べられます

食生活のポイント~食べる意欲を大切に、食の体験を広げよう~

・おなかがすくリズムがもてる
・食べたいもの、好きなものが増える
・家族や仲間と一緒に食べる楽しさを味わう
・栽培、収穫、調理を通して、食べ物に触れはじめる
・食べ物や身体のことを話題にする

毎年6月は「食育月間」、毎月19日は「食育の日」。いつも以上に「食育」を家族で実践してみましょう♪

 

 

更新日:2018年06月01日